摂食障害について/公表するに至った理由

摂食障害について

摂食障害は拒食症と過食症に分かれます。
おそらく多くの方が耳にするのは拒食症の方ではないでしょうか?
実際、拒食症の方が身体が痩せていくので周囲からも気づかれやすいと思います。
その反面、過食症は過食をして嘔吐を繰り返すので、
体重は大きく変わらなかったり、病的なまでに痩せることは少ないので
気付かれることが少ないとも言われています。
ただ、意欲がわかなかったり、1日中倦怠感や疲労感におそわれているなど
目に見えづらい身体の異常はあります。
また、症状がひどいと吐きだこやムーンフェイスなど
身体に異常が現れることもあります。
私の場合は吐きだこはなかったのですが、
過食嘔吐が連日となると、顔のむくみは目立つようになります。
なにもやる気が出なかったり、朝起きるのがつらかったり、
身も心も曇り空が続いているような感覚に陥るのです。

拒食症から過食症になったり、その逆もあったり、
拒食症と過食症を行ったり来たりすることもあるみたいですが、
私の場合はずっと過食症です。
過食症は普通の人の2食や3食分などの過度な量を一定時間内に食べて、
お腹はいっぱいのはずなのに食べるのをやめられなかったり、
食べたい気持ちが増してしまう症状です。
そして食べたことの罪悪感や体重増加の不安感から
嘔吐をしたり、下剤などを使って過食をなかったことにする行動をとります。
私の場合は下剤は使ったことはなく、
嘔吐だけで過食をなかったことにしているつもりになっています。
食べていない時間も常に頭の中は食べ物のことでいっぱいで、
仕事中でさえ
「今日の夜はあそこに寄ってから帰ろう」
「明日は過食嘔吐をしたくないから、今日過食嘔吐して食べおさめしよう」
などと考えることさえもあります。

最終的にはいかにうまく吐けるか?みたいなことも考えるようになって、
水と食べ物を交互に流し込んで、吐きやすいように食べるようになりました。

なぜ過食症になったのか

自己紹介のブログ記事でも簡単に触れましたが、
ざっくりまとめると

  • 運動部をやめて運動機会が減った
  • 受験などの勉強でのストレス
  • 人間関係でのストレス(クラスメイトや家族など)

になるのかなあ、と思います。
ブログをはじめた一番最初の記事の自己紹介にも記載しています☟

体型が気になるようになったのはおそらく高校生頃から。
小中は運動部に所属していたのもあって、
いくら食べても太らなかったのですが、
高校に入学してからは文化部に所属。
それなのに食べる量はあまり変わらなくて、
少しずつ体重が増えている感覚がありました。
実際高校3年生の頃は中学と比べて+5㎏くらい増えたように思います。

そこから大学に進学して、
運動機会はもっと減ってしまって、
それと同時にクラスの友人関係で悩まされ、
(上辺は仲良く接していましたが、内心一緒にいても全然楽しめていませんでした)
家族との関係もあまりよくなくなって。
色々なストレスで食べたい気持ちが増していく一方で、
太ることへの恐怖はそれ以上に大きくて。
どうにもならなくなった結果、過食嘔吐という選択に至ってしまったのだと思います。

摂食障害を発症する人は完璧主義だったり、
体重や見た目への自己評価が厳しいかつ低い方が多いみたいです。

私も昔から完璧主義なところがあって、
何ごとも平均より上を目指したいと思っていました。
学校の成績も常に上位をキープしていたし、
運動会でもリレーの選手に選ばれたり、
合唱コンクールではピアノを弾いたり、
絵のコンテストでは入賞したり。
自分ではあまり努力しているとは思っていなかったけれど、
その頃は
「いかに自分を高められるか」
「いかに人から高評価をもらえるか」
みたいなところに固執してしまっていたように思います。
ほんとうにいろいろなことに手を出して、
途中で投げ出すよりもある程度のところまでは極めなければ気が済まないタイプの人間でした。

なぜ公表することにしたか

まずブログで過食症であることを公表するに至った理由としては、

  • 自分の気持ちを吐き出すことで気持ちの整理ができるかも
  • 同じように悩んでいる人たちに「自分1人だけじゃないんだ」と思ってもらえるかも

と思ったことが一番大きいです。

実家に居たころはトイレで嘔吐していることが家族にはバレてしまいましたが、
それ以外の人には全く伝えていませんし、バレていません。
むしろ、ひとり暮らしをしてからも過食嘔吐が継続していることも家族は知りません。

私は人に悩み事を相談するのが苦手です。
相談した相手がどう思うか、相談することが迷惑なのではないかと
考えてしまう方がストレスになってしまったり、
完璧主義かつ無意味なプライドが邪魔をして
人に弱みを見せたくないという考えが根本にあるのだと思います。
なので、今までの悩みやストレスは1人で抱え込んで、
消化しきれないものは積もり積もって山となっていくだけでした。

そこで、言葉として口で人に直接伝えられないのなら、
文字としてなら伝えられるかな、と考えるようになりました。
実際、文章を書くことは結構好きで、大学のレポートとかもあまり苦ではありませんでした。
文字として吐き出すことで自分の心も整理することができるかな?と思い、
ブログをはじめる決心をしました。
ブログをストレスのはけ口にしているわけではなくて、
自分が書いているときや読んでいるときは気持ちの整理ができて、
相手が読んでいるときは理解が深められたり、なにか共感できるものがあったり、
暮らしのヒントになるものがあるといいなと思って書くようにしています。

摂食障害について検索すると症状や治療法などが書かれたサイトは見つかりますが、
実際に摂食障害で悩んでいる方のサイトはなかなか見つけることができませんでした。
それなら自分が書くことで、
同じように悩んでいる人が「自分は1人じゃないんだ」
と、思ってもらうこともできるかなとも思っています。

過食嘔吐の現状

発症してからも憎悪と寛解を繰り返しているのですが、
今現在はわりと落ち着いています。
2月は過食嘔吐0、3月は3回。
多い月は半月以上過食嘔吐をしていたこともあります。

下記はそのときに書いたブログです☟
なぜ過食嘔吐のループに入って抜け出せないのかなどを書いていますが、
共感性の高い人などは暗い気持ちになってしまうかもしれないので、
あまり見ない方がいいかもしれないです…。

なぜ今症状が落ち着いているのかについては、
こちらの記事にまとめてありますので興味があればご参照ください☟

ただ、今落ち着いているだけで、また過食嘔吐の頻度が増えるかもしれません。
完治するのは非常に難しいことだと思っています。

それでも過食嘔吐が完治しないからといって、
そんな自分を責めすぎないことが一番大事だとも思います。
今も完璧主義な性格ではありますが、前よりは
「なんとかなる」
「まあいっか」
と、思うことが増えてきたようにも思います。
経験や自分をとりまく環境で人は少しずつ変化します。
その変化とともに過食嘔吐の症状も変化しているような気がするのです。
症状がもし悪くなっているのであれば、
自分を責める時間をつくるのではなく、
環境を変えてみたり、いつもと違うことを体験してみたりすることで
良い方向に変わっていくかもしれません。
朝早く起きてみる、ちょっといい食材を購入して自分で作ってみる、
散歩に出かけてみる、模様替えをしてみる。
ちょっとしたことでも気持ちや身体は変わってくると思います。
まずは自分にできることから行動してみたいと思います。

インスタグラムでも公表することに

ブログを公表する=摂食障害がバレる
ことでもあるので、
今までは誰にも知らせず、こそこそと書いていました。笑
インスタグラムでは長く仲良くしてくれている人もたくさんいるので、
ブログ(摂食障害)を公表することに恐怖がありました。

過食嘔吐をしている自分を知ったら、
今まで仲良くしてくれていた人たちはどう思うんだろう?
気持ち悪いと思うだろうな。
もう仲良くするのはやめようと思うかな。
…そんなことが頭の中をまわって、
ひとまずインスタグラムのプロフィールにこっそりとリンクだけ貼っていました。笑

ただ、ある日こっそり載せていたリンクに気付いた友人が
「ブログ読んだよ」と連絡をくれることがあって、
とてもやさしい、あたたかい言葉をかけてもらいました。
今までの悩みや不安は吹っ飛んで、
全てを受け入れてくれる人がいるんだと、自信と安心につながりました。
ほんとうにどうもありがとう。

実際、「もう仲良くするのはやめよう」と思う人もいると思います。
それはそれで良いとさえ最近は思えるようになりました。
価値観は人それぞれだし、仲良くしたいかしたくないかも人それぞれ。
いろんな側面を知るほど悪いところが見えてきて、嫌いになることだってあります。
全てをさらけ出さない方がいい関係を築けることだってあります。
本当の自分を知ってもなお、仲良くしたいと思ってくれる人がいるのであれば、
それ以上に嬉しいことはないけれど、
そうは思わない人がいたって、責めることもしないし、無理に追うこともしません。

これを読んだ人が自由に選択できることを願っています。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

今日から4月🌸
気持ち新たに少しずつ前に進んでいこうと思います。

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