靴磨きは物を大切にする第一歩

大掃除をはじめる

毎年12月になると
「そろそろ少しずつ掃除していかないと…」
と、そわそわし始めます。
毎日少しずつ掃除していくことが大事だとはわかっていながらも
つい後回しにしてしまいがち。
こまめにやれば大掃除なんて必要ないのにね…。

私の掃除スイッチが入るのは決まって晴れの日。

カーテンや布類を洗濯して、
床や窓の拭き掃除に取り掛かる。

玄関掃除のついでに靴磨きまで。

いつもありがとうの気持ちを込めて
ズラリと並ぶお気に入りの靴たち

私が持っているのは厳選された8足。
もう何年も買い足していません。
(ふつうは何足くらい持っているものなんだろう…?)
黒や茶色が多いのはコーディネートがしやすいから。
色味を加えたいときは靴下などの小物に託します。
この量でじゅうぶん足りているし、
大切に履いていけば何年も一緒にいろんなところへ行くことができる。

「成功する人は靴がきれい」

こんな言葉を聞いたことがあります。
それは物を大切にしているかどうか。
次から次へ新しいものを購入してものであふれ返ることではなく、
まるで使い捨てのように粗雑に扱うことでもなく、
たとえ安い買い物であったとしても、
物に宿る命を最後まで大切にできるかどうか。

私も数年前までは
「どれだけ安くて良いものを購入できるか」
ということに重点を置いて買い物をしていました。
ネットショッピングであまりよく考えず、
必要のないものやイメージと違うものを購入してしまうこともしばしば。
ただ、安いことにはそれなりの理由があって、
自分が購入するまでの道のりでは
極悪な環境の中、低賃金で働いている人たちがいるかもしれない。

「買い物は自分が良いと思えるところに投資する作業」

そう考えるようになってからは、
どういう物づくりの中で生まれた商品なのか、
その商品が完成するまでに環境に与える影響はどうだったのか、
自分が手にするまでの背景も考えてから購入するようになりました。

そうして選んだものたちは、
今までの価値観で購入していたものよりも愛着がわき、
より長く使っていけるものたちばかり。

自分を大切にすることと同じように
自分を囲むものたちまでも大切にできる。
そんな心を育てるために、
定期的な靴磨きが必要なのかもしれません。

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