転職活動、退職を経て思うこと

ついに退職

先日、5年間勤めた会社を退職しました。
実際まだ実感はわかなくて、
次の職場での仕事が始まってから、
少しずつ実感するのかなあ、なんて思っています。
最終日もいつも通り仕事をこなして、
職場の皆さまから色紙やらプレゼントをいただいて。
そのまま実家に帰省して今このブログを書いています。

退職しようと思った理由

そもそもなぜ退職しようと思ったのかというと、
一番の理由は今の職場に長く勤めるメリットをあまり感じなかったから。

大学4年生で就職活動を始めたときに
「勉強として数年ここで働いてみて
もっと自分が興味のある分野や働いてみたい場所が見つかったら転職しよう」
と思って、前職場への就職を決意しました。
なので、もともと転職ありきで選んだ職場でもありました。
実際に働いてみて、一生ここで働いてもいいと思うこともあるかもしれませんが、
私の場合は年数が経てば経つほど、
「やっぱり転職しよう」という思いが強くなっていきました。
その理由についてもまとめてみたいと思います。

有給が自由に取れない

前職場は休みはわりと多い方なのですが、
毎年人員不足で有給を申請してもほぼ通らず、
公休として処理されることがほとんどでした。
実際、退職のときも有給を消化しきれず、買い取りさえもありません。
むしろ突然その日のスケジュールに空きが出るようであれば、急遽有給になることはありました。
そのたびに「有給って自由に使えるものじゃないのかな?」と疑問に思うことが増え、
ちょっとずつ不信感が募っていったわけです。

定期的に異動がある

前職場は5年間勤めましたが、異動は計3回。
入職して8ヵ月後に異動、約2年後に異動、退職2ヵ月前に異動。

だいたい2~3年ごとに異動があるので、
ほんとうは最後に2年間務めた部署で
「そろそろ異動があるからこのタイミングでやめよう」
と思ったのが、この5年で転職しようと思ったきっかけにもなっています。
それなのに、最後の最後に異動させられたんですけどね。笑
どうしても3月4月は退職者や新入社員が入ってくることもあって
人員不足になりやすいのですが、
その関係で人員確保のためだけに最後の最後に異動させられました。
異動先でまたいろいろと指導をしてくださるのですが、
「もう2ヵ月でやめるのに申し訳ないな…」という気持ちでいっぱいでした…。
実際は指導していた上司も私が2ヵ月でやめることを知っていたので、
それを知った上で指導をしてくれていたことになります。
なおさら申し訳ない…。

早番・遅番のシフトがあって不規則

私は医療系の仕事をしているのでしょうがないとは思うのですが、
やっぱり不規則なシフトはスケジュールが立てづらくて、
生活リズムも乱れるので、私には合いませんでした。
土日休みでなくてもいいから、
せめて同じ時間に出社ができる職場で働きたいと思うようになりました。

給料やボーナスが上がらない

5年間勤めて、給料はほんとうに少ししか上がらず、
ボーナスは年度末に1回だし、金額も不景気で年々下がる一方…。
退職金も申し訳程度の金額だったり、
残業代も一定時間しか出なかったり。
私よりも長年働いている先輩が給料を教えてくれたときに
自分とほぼ変わらなかったのを知って絶望したのを覚えています。笑

優秀な人ほどやめていく

これはどこの職場でもあると思うのですが、
優秀な人ほどもっと待遇のいいところに転職したり、
次のステップアップに進む方が多くて、
尊敬できる先輩が少なくなっていく中で、
自分の立場だけが上になっていく現状に嫌気がさしたのも事実です。
それなら自分も今の不満を解消できるような職場を探した方がいいのでは?
と思うようになりました。

転職活動を始めた時期

私の職場では夏頃に
仕事を継続するかどうか、
今どういう分野に興味があるか、
などのアンケート用紙が配られるのですが、
そこの「今年度退職」にチェックを入れると、自動的に面談が組まれる仕組みでした。

面談は10月に組まれて、退職の意向を伝えたのですが、
上司からは
「今はコロナ禍でどの職場も大変だからよく考えた方がいいよ」
「まだ転職活動していないなら辞めない可能性もあるってことだよね?」
「あなたは他の職場に渡したくない人材です」
など引き留めるような言葉ばかりを並べられました。
それを聞いた天邪鬼な私は、より一層転職したい気持ちが増しました。笑
と、いうか「次の職場が決まらないとやめられないんだな」とそのときに察しました。

実際その頃は転職サイトに登録はしていたものの、
募集要項にはときどき目を通すだけで
行動に移すまでには至っていませんでした。
その面談後に急にスイッチが入ったかのように転職活動を始めたのです。
上司の言葉が転職活動を後押ししたことは秘密です。笑

転職先で重要視したこと

退職した理由とつながるのですが、
転職先の条件として挙げていたのは

  1. 今より年収が高い(最悪同じでもいい)
  2. 福利厚生がしっかりしている
  3. 残業が少ない
  4. 勤務時間が一定

この4つです。

新人から5年間務めた経験から、
ワークライフバランスを重視したいと思うようになりました。
実際、分野によっては転職先よりも給料がいいところはたくさんあるのですが、
今の給料でも特に問題なく生活はできているし、
そこまでお金にとらわれる必要はないかなあと思って、
他のところを重要視して選びました。

退職して思うこと

実際働いてみないと人間関係や細かい業務内容はわからないので、
勤務が始まってから「思っていたのと違う」と思うことはたくさんあると思います。
前の職場の方がよかったと思うことだってあると思います。
でも、そう思えばまた転職すればいいと気軽に思うようになりました。
たしかに転職は面倒くさいけれど、
今は転職時代で、
自分に合う仕事や職場を探して歩み続けるのもいいのかなとも思っています。

人生一度きり。
今の職場の呪縛にとらわれて、足踏みしながら不安が募る日々を過ごすより、
一歩踏み出してちょっとでも変化を加えられたら。
たとえその変化が自分に合っていなくて、
そのときは無駄な時間を過ごしたと思ってしまったとしても
無駄な経験なんてないわけで、
自分の居心地のいい場所が見つかるまで、
遠回りする道のりでさえも楽しめたらいいと思うのです。

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