長く愛せるキッチン道具/大久保ハウス木工舎

買い物をするときや欲しいものができたときは、なるべくそのものが作られるまでの過程や背景までを知った上で購入したい。
できればそのものを作った職人さんにお話を聞くことができたら、もっと愛着も沸いて、長く使おうという気持ちになることでしょう。

そんなことを考えていたら、どういうご縁か、たまたま行った雑貨屋さんの店員さんからそういうイベントが開催されることを聞きました。
これは行くしかない!と思って、スケジュールに追加!
先日行くことができたので、その様子を共有できればと思います。

手仕事直売所2023

作り手さんが実際の会場で直売所スタイルで作ったものを販売する、松屋銀座で定期的に開催されているイベント。

今までこんな素敵なイベントが開催されているなんて知りませんでした。
教えてくれた店員さんに感謝です。

平日は行くことができなかったので、土曜日に行ってきたのですが、会場にはずらりと並ぶ作り手さん達のブース。
そして会場内にひしめくたくさんのお客さん。
驚くほどの大盛況っぷり。
どこを切り取っても人が写るので、写真は自粛しておきます。笑

作り手さんが生み出したものへの愛情やこだわりを直に聞いて、会話しながら購入することができる機会なんて滅多にありませんからね。
そういう機会を求めている方も多くいらっしゃるんだな~と実感しました。

全てのブースをまわってはどうしようか考え、買いたくなる気持ちをおさえることで精いっぱい…。
素敵なものがたくさんありましたが、ありすぎてしまって選びきれず、結局何もお迎えせずに帰りました…。
ただ、気になる作り手さんの名前はメモしておいたので、タイミングが合ったときにお迎えしに行きたいと思っています。

大久保ハウス木工舎/道具のメンテナンス

何も購入には至らなかったものの、元々、私のお目当てはここでした。
作り手さんに直接会える機会が素敵だな、と思ったことはもちろんですが、なぜこのイベントに参加しようと思ったかというと、1番の理由は大久保ハウス木工舎のキッチン道具のメンテナンスをしてもらえるから。
雑貨屋さんの店員さんから、「大久保ハウス木工舎のキッチン道具を持って行けば、その場で削り直してメンテナンスしてもらえますよ」と教えてもらったのです。

そんなことができるなんて…!!!

ご存じの通り(?)私は木の製品が好きなのですが、キッチン道具も同じです。

どんどん集まる木の道具たち…。
職人さんの愛情と木のぬくもりを同時に感じられる気がするし、定期的にお手入れをすればとっても長持ち。
お手入れする時間も育てている感じがして、愛おしく感じます。
より愛着が沸く気がします。

全てお気に入りですが、中でも大久保ハウス木工舎の商品はどれも扱いやすくて、おすすめしたい道具がたくさん。

「木ベラができるまで」の動画を見るだけでも、作り手の思いが分かります。
生まれ変わったら職人になりたいとさえ思わせてくれます。(私だけ?)

大久保ハウス木工舎のブースに行くと、動画のように木ベラを作りながら接客されていました。
足元は木くずで覆われている状態。
メンテナンスしてもらうことを忘れて、しばらく見入ってしまいました。

しばらく見学させてもらってから、メンテナンスを依頼。

私の相棒をしばらく見つめて、
「ここを削ると薄くなっちゃうので、周りだけにしましょうか」
「黒くなっているところは削りますか?残しますか?」
などと、どこを削るか確認しながら実際に削り始めてくださいました。

「今回はもう70本近くメンテナンスに来てくださってます」

ともおっしゃっていたので、大久保ハウス木工舎の愛用者がたくさんいるんだな~と実感。

ちなみに私の相棒はこの3つ☟

ステンレスのものも良いのですが、やっぱり違うのは鍋やフライパンに当たった感触。
カチャカチャ音も鳴らないし、傷つける心配もありません。

そして実際にメンテナンスしてもらったものがこちらです☟

1番左の調理匙は新入りなので、まだ使っていない状態。
中央がお玉匙、右が木ベラ。
やっぱり右2つは良い感じに味が出てきている。
黒くなった部分はあえて削らずにそのままにしてもらいました。
私にとってきれいにすることが目的ではなくて、長く愛着を持って使うことが第一優先なので、この焦げも大事な勲章なのです。
2本頼んで、1分くらいで仕上がりました。
しかもメンテナンス料は無料!!!

「壊れるまで削り直しますよ」

とおっしゃっていただける、なんたる消費者ファースト精神…!!
地球にも消費者にも優しい。
一生愛用しようと思いました。

ちなみに大久保ハウス木工舎の愛用品はこれだけではなくて、パン皿とジャムスプーンも持ってます。

どれも使いやすすぎてお気に入り。
実際に作り手さんとお話すると、もっと大切にしようと思えます。

大久保ハウス木工舎製品の購入場所

取扱店はこちらです☟

ただ、なかなか近くにない方も多いと思うし、私も実際に店舗で買ったものは上記の調理匙だけ。
他は「STYLE STORE」というオンラインショップで購入しました。

職人さんこだわりの商品やバイヤーさんが厳選した商品を数多く取り扱っています。
見れば見るほど欲しいものが出てくるので要注意ですが…。笑

以前、おすすめの購入品もまとめてありますのでご参考までにどうぞ☟

修理しながら使うことのすばらしさ

今回、大久保ハウス木工舎の愛用品をメンテナンスしてもらえて、より道具を長く使うことの大切さを実感することができました。
気に入らなくなったら捨てるのではなくて、長く愛せる道具を買って、修理しながら使い倒す。
そういう思いで職人さんは作っているであろうし、その思いに私も応えたい。
大量生産と大量消費の目まぐるしく早いサイクルに巻き込まれるのではなく、ゆっくり地に足をつけて自分のペースで歩みたい。

これまで通り、「そこに愛はあるんか?」と自分に問いながら、買い物を楽しみたいと思います🌷笑

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