退職を上司に報告/2年弱で退職しようと思ったわけ

去年の4月に転職して、約1年半が経過しました。

さすがに仕事には慣れてきたけれど、それと同時に思うこともたくさんあって。
前の職場と比較したり、歳を重ねるごとに変化する価値観と照らし合わせてみたり。
色々なことを考えた結果、今の職場を年内で退職することを決意しました。

上司に退職を報告

まず、退職を決意したのが今年の8月。
その前からどうしようか悩んでいたけれど、突然「もうやめよう!」ってなりました。
自分でもびっくりするくらいの決断力でした。笑

そうと決まれば、気持ちが揺るがないうちに上司に報告してしまおうってことで、8月中旬に「ちょっお話したいことがあるんですけど…」と、話し合いの場を作ってもらえるように上司へお願いしました。
前の職場では1年に1回、異動希望や退職予定を紙に書いて提出する機会があって、自動的に面談が組まれていたから、自分で退職面談を取り付けたのは今回がはじめて。
緊張するものだと思っていたけれど、ありがたいことに上司はとっても気さくで話しかけやすい方なので、案外緊張もせず報告することができました。
ちゃんと今の気持ちを伝えて、話を聞いてくれて、「引き留めたいけど、応援します」と言ってくれました。
今の気持ち、と言ってもすべて正直にお伝えしたわけではありません。
職場に対するネガティブな感情は極力控えて、職場のせいにするのではなく、実力不足だったり、将来に向けてのステップアップとして、あくまでの自分の思い描く未来に近づくための手段として退職を決意したことを伝えました。

その後は上司の上司も含めての面談も取り決められてしまったのですが、結局のところ「残念だけど応援します」と言ってくれて、12月末での退職で了承をいただきました。

今の職場は退職の1ヵ月前に退職届を提出すれば良いそうですが、早く伝えた理由としては、求人を出して新しい人材を見つけたり、業務を整理したり、そういう時間を長めに確保できた方が今の職場にとっては良いと思ったから。
12月は有給でほぼ出勤しないから、実質働くのはあと1ヶ月ほど。
まだ人事が出ていないこともあって、一部の職員にしか伝えられていないけれど、知っている職員の間で少しずつ業務分担や整理をしている最中です。

退職を決意した理由

年末年始に休みがない

まずなぜ年内での退職を決意したかというと、年末年始もシフト制になってしまったことが1番大きいです。
元々今の職場を選んだ理由として、土日休みかつ年末年始も休みだったことが大きかったのですが、蓋を開けてみたら月1~2回は土日勤務が必要だったり、年末年始もシフト制に変更されてしまったり。
聞いていた話と違うぞ…って思うことが多々ありました。
20代前半は年末年始に働いていても苦に感じなかったけれど、歳を重ねるごとに世間と同じようにゆっくりしたいと思うようになったのです。
シフト制だと生活リズムが乱れやすいし、6連勤を避けるために有給を使う必要があったりでなかなか思い通りにお休みできていない気がしてしまって。
今の自分にとってはカレンダー通りのお休みであることの優先順位が高いのだと感じるようになりました。

無駄な業務が多い

今の職場は比較的大手で、上司の上にまた上司が居て、またその上も居て…。
本社があったり、支社があったり。
とにかく人がたくさんいます。
現場の人だけで完結することはほとんどなくて、何か始めるためにも上の許可が必要。
直属の上司の許可が下りたとしても、その上の上司の許可が下りなかったり。
またその上の上の上司の許可が下りなかったり…。
何をするにも時間がかかる。
その結果、迅速に良いサービスが提供できないという悪循環。

組織が多いことのデメリットとして、現場を知らない人から指示があることも大きいように感じました。
現場の人は忙しいから無駄な業務を極力削減して、効率化していく必要があるのに、現場を知らない人から無茶な依頼が舞い込んでくることが多々ありました。
何のために、誰のためにやっているかわからない業務が何年も継続されていて。
現場の人は必要性を感じていないのに、忙しい業務の中やる必要ってなんなんだろう?
伝統よりも「今」にフィットするものを考えて、変えていくことも大事なんじゃないだろうか。
変わる勇気が必要なんじゃないだろうか。
そう考えることが多くなって、現場で働いていることが馬鹿馬鹿しく感じてしまうようになりました。
特に上層部の人なんて現場と何も関りがないわけです。
何も知らない、わかっていない人達の下で働くのが大変なのは当たり前です。

チーム感・思いやり精神がない

人が多いぶん、色々な価値観を持っている人がいます。
それは十分承知の上ですが、モチベーションが低い人が多く居るように感じました。
「忙しいからできない」「協力してくれない」「やってくれない」
そんなネガティブな言葉を他部署に投げかけてくる人が多くいます。

私は後から入ってきたにも関わらず、私よりも長く働いている人に対して指導をする立場でもありました。
教育の視点から考えると、すべて私がやってしまうことは基本的にNG。
それに対して良く思わない人がたくさんいます。
忙しい相手からすると「あなたがやった方が早いじゃない」と思われてしまうことも確か。
実際、私は「自分がやった方が早い」と思ってやってしまうタイプの人間。
だけれど上司からは「引き受けないで、やってくださいって言いましょう」と言われてしまう。
正直、できる人がやれば良いと思ってしまう私からすると、そういう姿勢でいなければならないことも辛く感じました。
「やってください」と言われて、「こうすればできますよ」「やってみたら報告してください」「それは私たちの業務ではありません」と伝えるだけであとはやってもらう。
嫌な顔をされることもしばしば。
「面倒くさいことを言ってくる部署」と思われているように思えました。

私の部署はありがたいことに素敵な人ばかりだったのですが、そんなわけで正直他部署との関係性はあまり良くないように感じました。
お互いにリスペクトもなければ、思いやりもない。
チーム連携が必要な職場なのに、うまく事が運びません。
その結果、お客様に迷惑がかかって、クレームにつながる。
この悪循環から抜け出すことは難しいように思いました。

ここで長く働く未来が想像できない

元々長く働く場所として選んだ職場ではなかったのですが、実際に働いてみてさらにそう強く感じました。
人間関係もそうですが、上の人になるほど残業時間が多い。
驚くほどに多いのです。
上司の人間性は良いのですが、毎日2~3時間も残業をしている上司になりたいとは思えませんでした。
長く働いて、もし自分が上の立場になってしまったときに、そんな残業をしてまでここで働きたいとも思えません。
正直上の立場には絶対になりたくないし、自分がそうなっている想像が全くできませんでした。
おそらく悩み事が大量に増えて、病んでいく気しかしません。笑

そして昇給があまりにも少ない。
1年間働いてみて、どれくらい上がるのかなと思ったらびっくりするぐらいの少額。
お小遣い程度でした。
それだったら昇給がなくとも、元々月給が良い職場に転職してしまった方がはるかにメリットがあるように思ったのです。

前の職場との比較

前の職場より良かったことは
・残業が少ない
・有給がとりやすい
・ボーナスが多い
・年収が多い

前の職場は退職時も有給をすべて使いきれなかったのですが、今の職場は全部消化して退職することができます。
当たり前のことかもしれませんが、ありがたいこと。
そのおかげで12月に初めてのヨーロッパ旅行に行く計画も立てることができました👏

悪かったことは
・月給が低い
・他部署とのチーム連携ができていない
・古い伝統が残っている
・組織が大きすぎて、現場を知らない人からの指示が多い
・スキルアップができる職場とは思えなかった

組織が大きければ大きいほど、伝統を重んじるあまり、今の時代に合っていない業務や考えの人が多いように感じました。
色々な人と関わらなければならないし、雲の上みたいな存在の知らない人からの指示で動かなければならないし。
そう考えると、自分には大企業みたいなところは合っていないのかもしれません。
(おそらく大企業でも今の時代にフィットするような会社もあるとは思うのですが…)

転職活動について

そんなわけで転職活動をすることに決めたのです。
正直、こんなに早く転職するとは思っていませんでした。笑
その理由として、一度転職活動を経験して、「仕事なんていくらでもあるんだから合わなければやめればいいじゃん」って気楽に考えられるようになったことが大きいです。
職場なんて働いてみないとわからないことだらけだし、やってみてだめなら、やめちゃえばいい。
やってみてわかったことがあれば、無駄にはならない。
もちろん今の職場で学ぶことも大きかったし、こういう職場もあるんだな~って知ることができたことは大きな収穫です。

実は、もう転職活動は終わって、無事に新しい職場も見つかりました。
今の職場に不満があるなら、なぜ不満なのか、どういう場所ならその不満が解消されるのか、考えてみると良いかもしれません。
価値観は変わりゆくものです。
働ける場所なんてたくさんあります。
長く働くことが良いことではありません。
逃げ道はどこにでもあります。
今の職場に縛られすぎずないように。

次は転職活動についてお話したいと思います🌷

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